2018年11月14日

もうひとつの日曜日

 日本麻酔科学会の麻酔導入時気道管理アルゴリズムによれば、イエロゾーンにおいて声門上器具による換気が困難な場合、輪状甲状膜穿刺あるいは切開が必要となります。迅速かつ確実な手技を遂行するためには、施行者だけでなく介助者の手技理解も重要となります。また麻酔器付属人工呼吸器の設定多様化に伴い、手術室看護師にとってもその換気メカニズムにの習熟は必要と考えます。

  来年の話をしてももう鬼が笑わない時節となってきましたが、来る1月の後半に豚標本の喉頭・気管・肺を用いて、主に手術室看護師向けに輪状甲状膜切開及び各条件下人工呼吸下の肺動態観察(各設定下に肺の観察をしてみる、あるいは吸引等の処置により肺の形態がどう変化するかを観察する)をウェットラボとして施行したいと考えています。外科的緊急気道確保に慣れるとともに、PCVPEEPの意義につき学べる機会にしたいと思います。

 先週日曜は気分転換のため、大和路を歩いてみました。行ってみたいと思っていた山の辺の道、日本書紀にも書かれています。天気もよく快適でした。

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 古墳群も見られ、京都とは全く違った景色。路地ものの野菜や果物が安価な値段で並べられています。

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 木々は紅葉を迎えつつありました。
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大和路の山端はとてもやさしい曲線をしています。
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大和三山がまた登りにおいでと言っているかのようです。
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 天理から桜井まで寄り道をしながらでしたので、20km程歩き, よい負荷になったと思います。

プチ登山にむけ、少しずつリハビリ中です。

 

                        平田 学



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2018年11月10日

蛇足だらけの麻酔科学

 昨日, 夕方の時間をいただいて, 研修医の先生向けに術中輸液管理についての勉強会をさせていただきました。血管の解剖生理について復習し、最近のトピックスである改変スターリングの法則とグリコカリックスの特徴について提示しました。

GCX1
GCX2
 
 輸液の構成については, 維持部分と付加部分に分けて説明, 維持部分においては細胞内外への水分・電解質配分を見せながら, 4mg/kg/hの等張電解質液としている根拠, 糖投与の必要性について提示しました。付加部分については, 出血等が等張性脱水(体液欠乏)と考え, 容量保持を主眼として膠質輸液でこれを補うこと, 投与トリガーは原則動的パラメータとするがよい旨説明しました。
分画

 次回の勉強会は2週後に行う予定ですが, テーマについては研修医の先生からの要望の高い筋弛緩薬について蛇足を含めて示したいと考えています。また各テーマにつき研修医の先生がレビューしやすいよう, スライドから読み物に落とせればと思います。

                      平田 学



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2018年11月05日

研鑽の秋?

 麻酔科ローテーション中の勉強会をという話が出たので、今月より隔週週末に行っていこうと考えています。麻酔科特有の話に特化せず、他診療科領域にも話を波及し、いわゆる蛇足の部分も大事にしてゆきたいと思っています。

初回は周術期輸液について。研修医の先生方の素朴な疑問に答えていきたいと思います。

 そして久しぶりに大血管循環停止手術の麻酔管理を担当させていただきました。I先生のサポートでスムーズに終了し, ほぼ4時間後には抜管できましたが、既得知識のレビューに役立ちました。

 来週は救急医学会があります。また自己研鑽に役立てばと考えます。

 

            平田 学



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