2019年03月23日

ハンズオンセミナー成功

 昨日メドトロニックさんの協賛で、2部構成で豚肺ハンズオンセミナーを行いました。MEさん、手術室看護師を中心に参加していただき、有意義なセミナーとなりました。豚標本で実際に経皮気管切開をしてももらい、その後人工呼吸器に接続、肺動態を観察してもらいました。PEEPや腹臥位の有用性につき実際に目で見て確認していただきました。肺の拡がる様子に興味津々だったそうです。私たちが術中に行っているリクルートメントの根拠を体感していただけたと思います。

 クリクラ最終日のH君にも東京に帰る直前でしたが、時間を割いてもらい参加いただきました。慣れない地で、1週間よく頑張ってくれたと思います。来年度は当院研修医としての参加を希望します。

                              
                        平田 学



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2019年03月11日

手術室ハンズオンセミナー

3/22に豚気管-肺を使ったハンズオンセミナーをコビディエンさん協力下行う予定です。対象は当院手術室看護師, 臨床工学技士, 麻酔科研修中の初期研修医です。外科的気道確保のうち今回は経皮気管切開の手技について理解体得するとともに, そのアクセス路を用い, 人工呼吸器を接続します。各モードとコントロール変数等の理解, PEEPの有効性, 腹臥位の有効性等につき確認できればと考えています。

当院の手術室にはCarestationFlow-iと術中に繊細な呼吸管理ができる麻酔器がありますが, そのスペックをまだ十分に生かし切れていないと感じます。麻酔科医だけでなく, スタッフ全体が呼吸管理に詳しくなる必要性があると考えていますし, それが術後の呼吸管理にもつながると信じております。

今後もこのように手術室スタッフ全体で知識共有できる機会を増やしていきたいと考えています。

 

                            平田 学

 



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2018年12月30日

年末もめでたし

プチ山仲間であるN君が、周術期認定看護師試験に合格したという。試験直後は自信がないとのことだったので心配していましたが、結果往来でよかったと思います。おめでとうございます。私の勤務先のPatient Flow Management(PFM)部門が軌道にのり始めてゆく時期で、その構築、発展にも寄与されると思います。

 私はPFMにおいては、定型的で並存症のあまりないケースのマネージメントと重症例マネージメントを両立させる必要性があると考えます。前者は効率的運用を主眼とし、患者さんにより負担なく医療を受けていただくため、後者においては(周術期)管理チームの介入により、合併症なく退院いただくことを主眼としています。後者は患者さんにとって大きいメリットがあるだけでなく、病院、さらに医療経済にとっても好影響をもたらします。入院期間の短縮そして医療資源のセーブができるからです。周術期認定看護師は特に後者において力を発揮することとなります。

 重症の予定手術患者さんの評価は術前、おそらく手術の12か月前にPFM部門において周術期管理チームが行うこととなると思います。ここで評価を行う基準は耐術能ではなく、耐周術期能、すなわち十分なADLを伴って退院、そして普段の生活に戻れるための客観的指標と考えます。これを上げるために、術前、術中、術後の介入手段や方法をチームで協議する必要性があります。特に術中、術直後は重症患者さんのケアにおいて集中しなければならない期間といえます。

手術室看護師ベースの周術期認定看護師にとって、術中のケアは得意分野だと思いますが、術直後、それも重症患者のケアはあまり得意でないように見えます。私見ですが、これを解決する一つの手段として手術室出身の周術期認定看護師にもサージカルICUのケアに携わっていただくことも挙げられると考えます。手術をよく知っている周術期認定看護師の視点や技術はサージカルICUにおいて大きな力を発揮すると思います。手術に関する詳細な知識をサージカルICUスタッフ間で共有することにより、より綿密な病態把握が可能となりますし、外科的処置を必要とする急変時には、介助において強力なリーダーシップがとれると考えます。

 

 まだまだ彼ら、彼女らの夢は広がるでしょうが、来年の楽しみにしたいと思います。本当におめでとう。

 

                        平田 学

 



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