金曜?土曜?もう日曜。弥生初抄読会

2014年03月01日

御法度 in OR

集中治療医学会に1日だけでも参加する予定でしたが、不可能となってしまいました。午後から泌尿器科、循環器・心臓血管外科合同手術、時間外にデブリードメントそして深夜に絞扼性イレウス。私は形式上スーパーバイザーでしたが、この日も学会のためアシスタントはなし。時間外はオンコールを投入してしまったため、上記2番目の麻酔の最後を引き継いだ後、日付が変わって、オーバーラップした絞扼性イレウスの麻酔管理を行いました。麻酔器はドレーゲルのファビウスで、さすがに深夜で、抜管する可能性を模索していたので、スープレンテックに載せ替えました。CT上胃内容は少量であったので、胃管を挿入後、内容が少量であることを確認、吸引。RSIとし、エスラックスは1.2mg/kgを用いました。コーマックグレードは2.5とやや難し目。手術開始までの時間も短く、腸切除は不要でした。術中のボリュームコントロールはフロートラックセンサーを使用、SVVをみながら輸液はボルベンを使い、minimal volume challengeを施行しながら循環管理を行いました。DES使用でしたが、アルチバ併用で十分にrateも抑えられましたが、CIは保たれていました。血圧とSVV反応性を指標に輸液したため、輸液量が少な目という印象でしたが、抜管後もシバリングは起こらず、覚醒回復、質とも良好、呼吸、循環に問題なく帰室しました。

 帰宅はほぼ3時。翌朝登院。くたくたで術後回診を行いましたが、すでに13時となったため学会参加は諦めました。

 

 今回のように深夜に手術室を出るときにがっかりするのが、男子更衣室の術衣の脱ぎ捨てです。小学生以下か?と思いますが、たまにあります。家でもこうなんでしょうか?脱衣ランドリーの場所に慣れていない院内関係者以外だと信じていますが。I副院長に解決策を相談すると(これ自体も恥ずかしい話ですが)、「平田な、逆転の発想や。怒らんと毎日きれいに片づけたら脱ぎ捨てられへんやろ。落書き防止と一緒や、ハイ。えっ?」実践してみましたが、翌日には山盛りになっていました。いわゆる逆効果?

 対策のひとつは監視カメラをつけること。これはプライバシーの問題もあるが、それ以上にチェックをしなければならない私へのダメージが強い。もう一つはマイ術衣とし、それに名札を縫い付けること。まるで田舎の中学生みたいですが。まあこれらは子供だましなので、もし見つけたら、私が十分なヒアリングを行い、対策案を1200字程度にまとめて提出していただくこととでもしよう。

 

 次の麻酔科学会には是非とも、全員で参加したいと思います。

 

                      平田 学

 

 



mh5963ya at 22:27│Comments(0)

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