イケ麺はそばにいるべき卯月待つ疏水に映えよ薄桜

2014年03月19日

迷える子執事

 今日は反省です。冷静な対処ができませんでした。

 手術室の総管理者となるからには絶えず冷静と心掛けていたのに。

 

 昨日外来で術前診察をしているとき、外科のM君から翌日、すなわち本日の準緊急手術の申込みを受けた。本日のスケジュールは当院的には比較的タイトでした。2時間程の手術で、15時くらいからは入れられると判断したので、快くOKしました。ただし彼は9;00入室のラパロ手術にはいるため、それが終わればば出室可能と。中央手術室は緊急手術室を除いてoccupyされており余裕はない。その中、大腸穿孔ですぐに手術がしたいとの要請、緊急対応チームを結成し、15分で手術室に上がれる準備を完了。全室を使って管理。この麻酔担当には前日のオンコールを当てる。自転車操業。それでも穿孔なら一刻一秒を争って始めるのが患者の予後に関わる。そう思い皆に発破をかける。その緊急手術が無事おわり、ほっと一息ついたころ、ラパロが終わり、彼の臨時が始まれば、1例を除いてほぼ定時終了のはずでした。

 

しかし患者さんが入室して来ない。なぜと管理室に尋ねると、M君と一緒に手術にはいるS先生が他の手術にはいるため手術出しできないと。

 

これまでの緊張感もあり、いらいらしていた自分はM君に聞いてないよー、どうなってるのと思わず切れてしまった。迂闊だった。冷静さを少し失っていた私はM君の上司のS(実はS君は僕とこの日赤で研修医、専攻医時代を共有した仲で、普段から仲よくしている)にも君たち同志のコミュニケーションはどうなってるのと強い語調で言ってしまった。アカン冷静さを欠いて、大きな子供状態である。M君がS君は他の手術にもはいらなければならないから、それを待ってほしいという内容を言い忘れただけなのに。いうにしても2つの手術が終わってからにすべきであった。彼らは緊急手術を1時間程前倒しして斜めにだしてくれたが、私の憤りによってかなり無理をさせてしまったに違いない。管理者としては本当に恥ずかしい。

 ただ私達スーパーバイザーも、毎日のスケジュールの中、11秒をセーブして早く手術管理業務を終了し、スタッフやもちろん執刀達にも早く休んでもらおうというポリシーを貫こうとしている。そこはご理解いただきたい。そして1秒でも早く終われば、その分だけ多くの、社会的に必要とされる緊急手術を受けることができる。

 まあ明日の送別会でこの真意をM君、S先生に真摯に話して理解を求めるとともに、冷静さを欠いたことについては陳謝したい。私達麻酔科医は手術室やICUを取り仕切る冷静な執事でなければならない。

 私達が手術室だけではなく、ER-ICUsurgical ICUを管理しようとする理由は、救急医や執刀医に安心して帰ってもらい、次の処置や手術に余裕を持って臨んでほしいからだと、少しでも分かってもらえれば幸せと思います。

 

                   平田学

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mh5963ya at 21:52│Comments(0)

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