くもみも好きかな?フォアグラの燻製 Hot chili in the beer garden

2014年05月24日

学会後初の抄読会

今週の抄読会はM先生でJ. Crit CareからImpaired gastrointestinal transit and its associated morbidity in the intensive care unit. 多施設で72時間以上の経腸栄養、48時間以上の人工呼吸を受けている248例のうちImpaired gastrointestinal transit (IGT)を呈するリスクファクターを解析。IGT例ではICU滞在期間が長く、目標栄養指標に到達する割合も低かったとのこと。結論としては麻薬使用、予防的便秘薬投与がIGTのリスクとしている。麻薬についてはM先生いわくフェンタニルを使用しているのではなく、フェンタニル換算だと、30μg/h程度とのこと。このぐらいの量は当施設でも使用しています。より重症の症例では麻薬使用量が増える可能性があるが、重症度についてはアパッチスコアを使用、調整しており、少し疑問。背景上、敗血症をベースとする症例が多く、SOFA スコアや平均SOFAスコアを用いる方がより重症度を反映するように思うのですが。また予防的便秘薬投与についても治療医の主観に左右されており、この時点でバイアスがかかっている可能性があるように思えます。ただいえるのは、現時点ではもちろんICUでの人工呼吸管理上、全く麻薬を用いない管理はあり得ない訳ですから、その投与法や量が問題なのかもしれません。生理的な日内リズムが保たれるなら、あるいは、保たたれるよう調整されれば、夜間睡眠時は腸管蠕動自体は亢進するわけですから、その間は支障のない程度まで、麻薬投与量を減らすのも手であると考えられます。また投与量に関しては、BPS等を用いてタイトに調整すべきであると考えます。もちろんBPS導入に際しては、病態の重症度によっても修飾される可能性があるので、慎重に適用しなければならないとは思いますが。術後患者の術創痛に関しては、ブロックや硬膜外鎮痛をもっと多用し、ICUにおいても総麻薬量を減らす努力が必要なのかもしれません。但しその施行、継続の関しては、complicationsにつきICU担当医からも十分にICする必要性があると考えます。

学会も終わり、少し全体にものを考える余裕ができてきたと思います。早いですが、来年度の計画についても医局員全員で考えていきたいと考えています。

                          平田学

 



mh5963ya at 08:08│Comments(0)

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