グット、楽fattyなものはおいしいのだ

2014年10月30日

"福岡ナウ"でもないか

  胸を張ってはんなり救急医と言いたいところだが、"チャッテ救急医"の私は現在筑前の国にいます。
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 参加されている方のプライバシーがありますので、かなり遠景になっていますが、会場です。
さっそく参加前 から気になっていた"炎症を科学する"のシンポジウムへ。
 アラーミンの状況による重要性の相違に関する久志本先生の講演が非常にわかりやすかった。外傷ではmtDNA、心停止後症候群ではHMGB1の活性意義が重要と、タイトルとおり、病態によって見るべきマーカーが異なると。また角先生の炎症の増悪には大まかにATPとその代謝産物であるアデノシンのバランスが関与しているという講演も面白かった。通常はATPがpro-にアデノシンがanti-に働くことが多いとのこと。ただATPはよくある話だが、状況により、炎症性にも抗炎症性にもはたらくとのこと。おそらく受容体の多様性と複雑なnegative-feedbackが関与しているのか?ただ激烈な炎症増悪には元々非常に濃度が薄い外液中に、組織中から圧倒的な勢いで漏れ出てきたATPが"surge"をつくり、これにATP→アデノシンという代謝経路が追いつかないのではないかと個人的には思います。ATPの放出を抑えるのであれば、ミトコンドリア機能保護を行い崩壊量を抑えるか、外液内ATP濃度を下げてあげればよいということになるはずです。現状では膜安定化(すなわち膜安定化がはかれれば、すくなくともnecrosisをおこしてアラーミンを細胞外に放出させることなく、アポトーシスであわるはず)を有効におこなえる薬理学的方法はないわけですから、除去しか臨床応用可能な手段がないということでしょうか?ATPはたしか500ダルトン強程の中分子物質だったのではないでしょうか?そうであればhigh-flow CHDFでかなり効率良く除去できるのではないかと考えます。少なくともnon-renalで、サイクルが出来上がる前に行う必要があるのでしょう。
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 福岡の学会は素晴らしい。ゴマサバです。京都に帰りたくなくなりました。
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 福岡でもうまい馬刺しがたべられました。芋焼酎と合わせています。
 しめに天神の屋台へと移動しましたが、目当ての店に着く前に寿司ざんまいを見つけてしまい、吸い寄せられるように入ってしまいました。やはり飲んだあとは寿司かな?
 まぐろざんまいセットと上アナゴで熱燗をやる。サイコー。今週末は臨床麻酔学会で東京なので、築地の本店でまぐろざんまいです。おすすめの時間は板さんの交代が朝の7時にあり、仕入れたものがこの直後からはいりだすと予測されるので、9時前位でしょうか? まあこの時間に寿司だけではなく酒を飲む根性があるかどうかだけですけども(発表もおわり、京都に帰る前ならOKでしょう)。
 研修医のK先生に周産期心筋症についての発表をしていただくので、帰洛したら仕上げをするつもりです。

                                          平田学

    

mh5963ya at 09:20│Comments(0)

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