ちょっとセプザイリス龍馬ゆかりの地で語らう?

2015年03月20日

Lucky Mail Following Happy Christmas

  今年の送別会もOLD HONG KONG RESTRANT KYOTOでおこなわれます。行く人を惜しまなければならないのは残念です。しかしここの料理はうまいと思います。失礼な言い方かもしれませんが、香港料理よりも香港らしいと個人的に感じております。新研修制度になった年に来てくれたY先生も卒業です。時の流れは早いものです。 

 時の流れといえば、どの時点でAN69STのサイトカイン除去能が注目されるようになったのでしょうか?平澤先生がお書きになった”Continuous Hemodiafiltration with a Cytokine-Adsorbing hemofilter for Sepsis”で言及されています。ただAN69STと他の膜を比較したのではなく、high volume の有用性について検討するのが目的でした。動物レベルでは2009年にRimmeléらは豚の敗血症モデルで吸着性膜を使用し、high volume HFで検討したが、サイトカインの除去能はIL-1β以外差を認めませんでした。ヒトでの報告は少しさかのぼり、2007年になります。Hasseらが報告していますが、12名を2群に分け、AN69STを用いたhigh-adsorption CVVHnon-high-adsorption CVVH間で、循環動態、必要ノルアドレナリン量、血中サイトカイン濃度を比較しています。9時間後に前者のほうが有意に必要カテコラミン量が減少し、IL-1L,6,10,18の血中カテコラミン濃度も有意に低下したというものでした。この2つの論文はどちらかというとhigh-volumeが良いことをするのではないかという趣旨に思えます。しかし上記論文ではAN69ST自体の有用性にも触れられ、前に紹介した千葉大からのpreliminary reportに至っているものと思われます。

 流れのなかで知識を集約しなければならないのがjb-pot試験だと思います。そういえば、jb-pot結果はいつもクリスマスの後に返ってきます。合否がその後の正月休みのQOLを決めるのは間違いありません。やはり年度始めから対策が、心から笑える正月につながりそうです。本年度も勉強会を立ち上げようと思っています。今年の参加者は新3年目2名、4年目2名、5年目1名、職員1名の6人となりそうです。今回も基礎部分は私を中心にレクチャーを行い、その後は一般的な問題集をこなす。また術中所見の検討も行いたいと思います。そして一昨年、昨年に引き続き、合格率100%を目指していきたいと考えています。

 クリスマスから正月までハッピーに過ごせるよう頑張りましょう。じゃーいつするの?今でしょ!(古いけど。)

                      
                                 平田学

                                                                    



mh5963ya at 17:28│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ちょっとセプザイリス龍馬ゆかりの地で語らう?