semiの泣きはじめ秋よ来い。

2015年08月10日

 真夏のリクルートメント

 もう1週間以上たってしまいましたが、先週の金曜日に豚肺を用いた呼吸器管理のためのwet -laboが開催されました。私は裏方でして、ほとんど救命センターのO先生に丸投げしてしまいました。すみません。病棟看護師さん、MEさん、理学療法士さんや研修医の先生に参加していただき、盛況に終わりました。Covidienさんの全面協力でした。ありがとうございました。看護師さんで興味があったのは閉鎖式と開放式の吸引の違いによる肺の縮みかただったそうです。開放式吸引では回路を外したとたんに肺が急激に縮んでゆく様子を見ていただき、そのあとのリクルートメントの重要性について再認識していただきました。また研修医の先生には喉頭が付いている材料に触れていただき、輪状甲状膜穿刺セットを用いた気道確保を体験していただきました。その後ICUで見ることのあるAPRVを実際の肺の動きを見ながら理解してもらったり、あるいはPEEP圧の違いで肺のふくらみの保持のされ方に違いがある点について理解いただきました。そして釈迦に説法ですが、理学療法士さんには仰臥位と腹臥位による肺のふくらみ方の違い、無気肺を作成した後に改善するために必要な駆動圧の高さなどにつき認識いただきました。呼吸療法はもちろん、術前を含めた周術期を通して進めていくことが重要であり、周術期チームのメンバーがこのようなワークショップを通して一緒に研鑽を重ねていくことはよりチームワークをよくする面からも重要と考えられます。

 土曜日は東京に移動して急性期輸液管理研究会に参加。やはりHES130投与により、輸液量は絞れるようで、これはERASの管理に有利と考えられます。私達のPD症例での検討では、輸血量もセーブできるというデータとなりました。おそらくHES130は止血機能に大きく関与すると考えられる血管内皮の最内層を構成するグリコカリックスの保護効果によるものと考えられます。内皮障害マーカーである内因性トロンボモジュリンを測定すれば、HES130投与例で低いのではないでしょうか。

 周術期セミナーに参加の予定もありますので、ERAS societyなどが推奨するガイドラインにつき疾患別に少し読んでいきたいと考えています。

 

            平田 学



mh5963ya at 23:11│Comments(0)

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