2018年02月26日
易訪人
最近自身の記銘力低下を認識することがあり、原因を探ってみました。抑うつ症状はないか→全くなし、逆にまわりに煙たがられるほどである。眠れているか→質の評価はできていないが毎日8時間近く眠れている。運動は→これか!
ということで、土曜は時間をかけて歩いてみました。13:00丸太町出発。途中烏丸一条の虎屋さんに寄ったあと(雛菓子を探しているといわなければならないところ、雛あられと言ってしまい、お店の方に?マークが出ていました)、鞍馬口のスーパー鞍楽さんへ。ここの鶏肉は関西の地鶏を使っていて、大好きな味です。それと鶏肉に含まれるイミダゾールジペプチドには脳機能を回復させる効果があるとの話。そして頑張って北大路まで歩く。北大路橋の西詰めには長谷川というレストランがあり、ここのハンバーグが絶品であり、お弁当を注文したあと橋を渡る。北行して植物園を迂回した後、北山大橋東詰めに。ここからは鴨川左岸を上がります。まさしくサスペンスドラマの冒頭に出てきそうな風景を見ながら御園橋へ、ついに目的地の上賀茂神社へ。歩けました。なぜ上賀茂神社か?先日ある地方都市で散策をしているといい雰囲気の神社を見つけ、参拝しました。その名が別雷神社。調べてみるとその総本宮が上賀茂神社とのこと。不思議な縁もあり参拝させていただきました。すごく懐かしく感じました。大神神社、出雲大神宮、籠神社と同じような感覚で、すごく癒されました。
帰りは鴨川右岸を下り北大路橋へ。長谷川で頼んでおいたお弁当を受け取ったあと地下鉄経由で帰宅いたしました。10km程でしょうか。ちょっと疲労感もありますが、達成感があります。普段の公園での散歩と違うのは、目的への道のりを頭の中で模索している最中に、様々な視覚、聴覚情報が入ってくることです。おそらくこれにより私の辺縁系は賦活化されたのだと思います。その近くには感情中枢もあるはずなので刺激され、楽しく感じたのだと思われます。振り返っても道のりを鮮明に記憶していることから、当たり前ですが、海馬を含む短期記憶回路にとって視覚、聴覚や運動に伴う位置覚変化等、入力情報が多いほうが活性化されやすく、そこに感情が加わるとその情報が固定化されやすくなるのではないかと考えます。試験勉強は鴨川べりを歩いてするのが有効かもしれません。
かなり疲れて帰宅しましたが、夕食の鶏肉の効果のせいか翌朝は頭も体もすっきりでした。鳥は渡りのために抗疲労物質との話ですが、鶏も祖先の名残を有しているのかも(鴨?)しれません。
たかだか10km程で遊歩の域を出ませんが、ちょっとした旅のように感じました。
平田 学