ポーズVive! B.V.J

2013年11月13日

シンカーは熱いうちに打て

JB-POTの惨敗後、初めてCX-50様にお触れいたしました。これは循環器S先生のお勧めのもと心臓血管外科と共同購入したものです。うちだけのものではなくもちろん診療に役立つようにしなければならないため私達自身のスキルアップが必須です。若手もやる気になっており、試験を契機にみんなで盛り上がっていければと思います。Y君、Mさん、M君とも3D構築に躍起になっています。不思議なもので、CX-50が来る前は、当直明けは心外症例にも見向きもせず、たいてい午前中に帰宅していましたが、今は朝から人だかりです。もうCX-50様には足を向けて寝られません。毎日手をあわせるようにしましょう!

 

 あまり心外に積極的でなかった、私みたいなおっさんも、少しやる気がわいてきました。いっそのこと他科の専攻医の先生や、研修医まで巻き込んで、経食道エコーの勉強ができれば面白いのではないでしょうか?循環器科に進む予定のYさんも心外志望のT研修医も何とか講習会等につれていき、来年試験を受けられればなあと思っています。彼らに先を越されたりして?まあおっさんの記憶力は猫の前頭葉のように小さいですから。何せ若手と一緒に勉強するのは面白いですね。

 

 金曜の研究会のネタのエクセルデータがクラッシュしました。あさはかにもバックアップを取っていなかったので、再度データをとるはめになりました。CKDORSについて。

ERASに含まれる内容ですが、おそらく術前あるいは術後早期の経口補水はもちろん周術期の腎機能悪化を抑制すると思います。これは周術期の腎血流の保持が要因と思われていますが、個人的にはそれは主要因ではないと想像しています。おそらく主要因は経口補水による交感神経系賦活とそれに伴うRA系活性化の抑制ではないでしょうか?次に腸管機能保持により、侵襲より誘発されるCARS様反応を抑制する可能性はどうでしょうか?

 このような点を考察する上でのパイロットスタディーのようなものにしたいと思っています。僕のなかのシナリオでは、周術期ORSだけでは術後早期のAKIの発症抑制にはそれほど寄与できないが、長期的にはCKDの発症をおさえることができるのではないか、あるいはCKDではステージ進展を抑制することができないかと考えています。

 

 そろそろ1時をまわりましたので寝ることとします。みなさん来年のJB-POT試験がんばりましょう!

 

 進化こそ真価と思っている熱いおっさん  平田学



mh5963ya at 01:07│Comments(0)

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